ゴールドのロット計算|損切り幅と許容損失から求める方法【図解付き】

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何ロット? 答えは逆算。くらまと損切り幅・許容損失を確認

くらまです。

ゴールドで「何ロットにすればいい?」と迷ったら、先に損切りになったときの金額を決めてみてください。同じ0.1ロットでも、損切りまで2ドルなのか10ドルなのかで、負けたときの金額は変わります。

まず「いくらまでの損失を想定するか」と「損切りまで何ドルあるか」を並べよう。そこからロットを出して、手数料と数量の刻みまで合わせていくよ。数字はすべて説明用の仮定で、おすすめの取引数量ではありません。

くらま

最初に考えたいこと

「何ロット持てるか」だけで決めると、損切り時の金額を見落としやすいです。その損切り幅で、いくらの損失になるかから逆算してみよう。

この記事で分かること

ゴールドのロット計算、先に答え

ロット数=許容損失額÷1ロットあたりの想定損失額。まずこの順番です。円で計算するなら、ドル建ての損失を同じ円換算レートにそろえます。

たとえば許容損失15,000円・損切り幅4ドル・1ロット100トロイオンス・1ドル150円なら、費用を除いて0.25ロット。往復手数料7ドル/ロットと0.01ロット刻みまで入れると、この仮定では0.24ロットになります。

「0.25と0.24、何が違う?」を図で確認しながら、自分の口座の数字に置き換えていきましょう。

ゴールドのロット計算に必要な5つの数字

  • 許容損失額:この取引で、どこまでの損失を想定するか。
  • エントリー想定価格:約定すると想定する価格。
  • 損切り想定価格:決済すると想定する価格。
  • 契約サイズ:1ロットが何トロイオンス分なのか。
  • 円への換算レート:米ドルの損益を円で確認する場合に使います。

このあと手数料、最小ロット、ロットの刻み幅も確認します。MT5では気配値の銘柄を右クリックして「仕様」を開くと、契約サイズや最小数量・数量ステップを確認できます。

まずは、損切りまで何ドルあるか

買いで3,000ドルに入り、2,996ドルで損切りする仮定なら、差は4ドルです。ここでいうドル幅は、ゴールド1トロイオンスあたりの価格差です。

買いの仮定例。エントリー3000、損切り2996の差は4ドル。
買いの計算例。相場の予測や現在価格を示す図ではありません。(画像を押すと拡大)

売りなら、たとえば3,000ドルで入り、3,004ドルで損切りする場合も4ドル幅。計算には価格差の絶対値を使います。

なお、チャートの線同士の距離と、実際に約定する売買価格の差が同じとは限りません。買いの入りはAsk、売りの入りはBidなど、売買の向きに合った価格で考えてください。

許容損失15,000円なら、何ロット?

ここでは価格が米ドル/トロイオンス建てで、価格差に比例して損益が動く銘柄を想定します。条件は次のとおりです。

  • 許容損失:15,000円
  • 損切り幅:4ドル
  • 契約サイズ:100トロイオンス/ロット
  • 換算レート:1米ドル=150円

まず、1ロットならどれだけの損失になるかを出します。

4 × 100 × 150 = 60,000円

許容損失15,000円を、この60,000円で割ると、0.25ロットです。

仮定例。1ロットの損失4×100×150=60000円。許容損失15000円を割ると、費用を除いて0.25ロット。
まず価格差による損失だけを計算。手数料などは次の段階で加えます。(画像を押すと拡大)

式にすると、ロット数 = 許容損失額(円)÷[損切り幅(米ドル/トロイオンス)× 契約サイズ(トロイオンス/ロット)× 円換算レート]です。

「ゴールドは必ず100」と覚えるのは避けてください。銘柄・口座で契約サイズが違えば、答えも変わります。損益の計算方式が違う銘柄には、この式をそのまま使えません。MT5側でも銘柄の計算方式によって損益式が分かれています。

くらま

0.25ロットで終わりにしない

いま出した数字には、まだ手数料が入っていません。費用を足しても、想定した金額に収まるかをもう一度見ていきます。

TRADE CLUB / 動く図解

0.25で終わらず、手数料と刻みまで

許容損失15,000円の仮定例。計算した数量を、そのまま切り上げない。

▶ 動かして見る■ 停止して図を見る

もう一度押すと停止。下の説明は止めたままでも読めます。

端末の動きを減らす設定に合わせ、静止図で表示しています。

0.25 lot費用を除く
約0.2457手数料込み
0.24 lot0.01刻み
01価格差だけ

15,000 ÷ 60,000 = 0.25

02手数料を足す

15,000 ÷ 61,050 = 約0.2457

03刻みに合わせる

0.24なら 14,652円。0.25だと15,262.50円。

損切り幅4ドル、契約サイズ100oz/lot、1ドル150円、往復手数料7ドル/lot、最小数量・刻み0.01の仮定。バーはゼロ基準。滑り・スワップ等は別で、損失上限を保証しません。

0.2457を四捨五入して0.25にしていい? +

この条件では15,000円を超える。予算内に収める仮定計算なら0.24へ切り下げる。実際の約定価格や費用が変われば損失も変わるよ。

手数料を入れると、0.25ロットでは超える場合も

往復手数料が1ロットあたり7米ドル、数量に比例してかかると仮定します。1ロットあたりの手数料は7 × 150 = 1,050円。

先ほどの60,000円に足すと、1ロットの概算損失は61,050円です。15,000 ÷ 61,050 = 約0.2457ロットになります。

最小数量が0.01ロット、数量ステップも0.01ロットの口座なら、この例では0.24ロットに切り下げます。0.25へ切り上げると、15,000円を超えるからです。

仮定例。往復手数料を含めると1ロット61050円。0.01刻みなら0.24ロットで14652円、0.25ロットでは15262.50円。
手数料込みの仮定比較。0.24ロットなら14,652円、0.25ロットなら15,262.50円。(画像を押すと拡大)

最低手数料や定額手数料がある場合は、この比例計算では出せません。スワップ、換算費用なども別に確認します。

また、エントリーと決済を実際の売買価格で想定しているなら、その差にはスプレッドの影響が含まれます。そこへ同じスプレッドをもう一度足して、二重に数えないようにしてください。

0.01・0.1・1ロットで、1ドル動くといくら?

ロットの大きさをつかむための早見表です。1ロット=100トロイオンス、1米ドル=150円、価格差に比例する損益計算を仮定しています。必要証拠金や購入代金の表ではありません。

ゴールド価格が1ドル動いた場合の価格差損益の大きさ(費用を除く仮定例)
ロット数 米ドル換算 円換算
0.01 1ドル 150円
0.1 10ドル 1,500円
1 100ドル 15,000円

0.1ロットで4ドル逆行すれば、この条件では1,500 × 4=6,000円の価格差損失です。同じ0.1ロットでも、損切りまでの値幅が広いほど金額は大きくなります。

0.24ロットを2回持ったら、予算も2倍になる

1回の計算が合っていても、ポジションを追加すると合計は変わる。本文と同じ損切り幅4ドル・100オンス/ロット・1ドル150円・往復手数料7ドル/ロットで、両方が想定どおり損切りされた場合を比べよう。

0.24ロットを1つ

想定損失は14,652円。

0.24ロットを2つ

14,652円 × 2=29,304円。合計15,000円の予算には収まらない。

0.12ロットずつ2つ

7,326円 × 2=14,652円。同じ合計数量なら計算上の合計損失も同じ。

「1回につき15,000円」なのか「いま持っている分を全部合わせて15,000円」なのか。予算の範囲を先に決めないと、追加した分を見落とす。2つに分けたから、自動的にリスクが分散するわけでもない。

これは数量の足し算を確認する仮定例で、分割注文やこの金額を勧めるものではありません。既存ポジションの今後の損失余地は、現在価格と設定SLから別に見積もります。実際の価格の飛び・滑り・スワップ・換算の変化を含む損失上限は保証しません。

最小ロットより小さくなったら?

たとえば計算結果が0.005ロットなのに、注文できる最小数量が0.01ロットだった場合。そのまま0.01へ切り上げると、計算上の損失も大きくなります。

その口座・その損切り幅では、決めた予算に収まる数量で注文できない、ということです。数量を合わせるためだけに損切りを近づけるのではなく、取引を見送ることも含めて考えてください。

損切りを置いても、損失額が固定されるわけではない

ここまでの金額は、想定した価格で約定する前提です。急な値動きや価格の飛びで、指定した損切り価格からずれて約定する場合があります。換算レートも変わるため、計算どおりの金額で必ず止まるわけではありません。

必要証拠金と損切り時の損失も別です。レバレッジを変えて必要証拠金が減っても、同じ銘柄・同じロット数・同じ値幅での価格差損益まで小さくなるわけではありません。

くらま

計算したあとに、ひと呼吸

契約サイズ・手数料・最小ロットと刻み幅まで確認できましたか。数字が出たら、そのまま注文する前に単位と条件をもう一度見てね。

ゴールドのロット計算で迷いやすいこと

pipsが分からなくても計算できる?

この記事の式なら、エントリーと損切りの価格差で計算できます。3,000から2,996なら4ドル幅です。pipやポイントの換算は利用する口座・ツールの定義を確認し、4ドルをそのまま「4pips」と入力しないでください。

資金10万円なら何ロットがいい?

残高だけでは決まりません。仮に許容損失を1,000円、損切り幅を4ドルと決め、この記事と同じ契約サイズ・為替・手数料を使うなら、1,000 ÷ 61,050=約0.01638ロット。0.01刻みなら0.01ロットです。これは計算例で、資金の1%や0.01ロットを一律に勧める意味ではありません。

レバレッジを上げると、損切り金額も減る?

同じ契約サイズ・ロット数・値幅なら、価格差による損益は変わりません。必要証拠金の計算と、損切り時の損失計算を分けて確認します。

スプレッドと手数料をどう金額に直すか迷ったら、ゴールドのスプレッド・手数料を円で計算する方法も見てください。費用を二重に数えない考え方まで説明しています。

2026年9月21日確認。掲載数値は仮定例です。損失上限や利益を保証するものではありません。契約条件・損益計算方式は利用口座の最新仕様を確認してください。

参考資料・確認日

MetaTrader 5・MQL5公式ヘルプ(銘柄仕様、損益計算、注文)。確認日:2026年9月21日。

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