お名前.com VPSの補償はどうなる?見舞金5,000円・対象条件・申請日程を整理
10月24日の公式第4・5報を確認。見舞金5,000円と不正取引の損失補償の違い、対…

2026年10月22日11:55確認・追記/不正取引をめぐるX投稿18件、申告内容の一覧、問い合わせの続報と確認手順を掲載。時刻は日本時間です。
お名前.comのFX用VPS停止に続き、利用者から「勝手に取引されて資金が減った」という申告がXに出ている。外為ファイネストも一部口座の不正取引を公式に確認した。ただし、流出元がお名前.comだったという因果関係や、個々の補償は確定していない。
今は復旧時刻だけでなく、身に覚えのない注文がないか、FX口座の認証情報を保護できているかを見てほしい。本人の申告、第三者の報告、公式発表を分けて整理した。
先に10月22日の不正取引の申告と確認手順、そのあとにVPS停止の経緯とEA・ポジションへの影響をまとめている。Xの埋め込みが表示されない場合は、各投稿の「原投稿をXで確認する」から読める。
「EAが止まった」だけでなく、「自分が指示していない取引で資金が減った」という投稿が出ている。ここは、昨日までの停止・復旧の話と分けて見てほしい。Xでは、お名前.comでEAを運用していたという人のほか、被害申告への返信でも同様の声を確認した。
10月22日の不正取引に関するX投稿を18件掲載。本人9アカウントの申告9件、同じ人の補足・続報5件、取引履歴動画1件、第三者の報告・引用2件、注意喚起1件。前日の停止に関する投稿とは分けて整理している。金額は投稿者の申告で、当サイトが個別口座の履歴監査や本人確認を完了した数字ではない。
金額が大きい投稿ほど気になるけど、まずは本人の申告なのか、他人の話なのかを分けよう。以下は10月22日午前に確認した本人9アカウント。金額は投稿上の表記で、円・ドルなどの単位が書かれていないものには勝手に補っていない。
55万円
お名前.com・外為ファイネストに言及。決済済みだったと補足。
「7Mくらい」
お名前.comでのEA運用に言及。通貨単位は本文では不明。
数百万円規模との申告
接続元や取引名称も投稿。侵入経路は本人も仮説と説明。
「600万」
返信での本人申告。利用VPS・口座通貨などは未確認。
「200万」
本人申告。お名前.com公式告知の引用でも同額を説明。
「254万」
FXTFの取引と申告。別返信でお名前.com利用に言及。
「450万くらい」
ヒロさんへの返信で申告。口座・発生時刻の詳細は未確認。
本文に金額なし
不正取引と申告し、複数銘柄の履歴画像を添付。
本文に金額なし
いしもちさんへの返信で、自分も被害を受けたと申告。
このほかにヒロさんの取引履歴動画を掲載。動画の投稿を、利用VPS・被害額まで確認済みの申告として人数に足してはいない。下に原投稿と補足を並べているので、気になる事例を確認してほしい。
外為ファイネストは10月21日、一部の顧客口座で不正アクセス・不正ログイン・不正取引を確認したと発表した。他社サービス等から漏えいした可能性のあるIDとパスワードの組み合わせが使われたと説明し、該当・疑いのある口座に利用制限や追加確認を実施している。外為ファイネストの公式発表
ただし、この発表は流出元をお名前.comと特定していない。同社システムからの認証情報・個人情報の漏えいも、発表時点では確認されていないとしている。顧客への今後の対応は協議中で、該当者へ個別に報告するという説明だ。
お名前.comは不正プログラムの設置と、保存情報を閲覧された可能性を公表。10月21日4:00時点の告知では、閲覧情報の悪用は未確認と説明している。
外為ファイネストは一部口座の不正取引を確認。両社の公表内容だけで、すべての取引被害の経路が確定したとはいえない。
古い時刻の「悪用は未確認」という説明を、その後の個人の申告を否定する根拠にしてはいけない。一方、同じ時期に起きたことだけで流出経路まで決めることもできない。不正取引の発生、情報が出た場所、どの口座が影響を受けたかは、それぞれ確認が必要だ。
れんみぃさんは22日8:00、身に覚えのない取引によって55万円を失ったと投稿し、お名前.comと外為ファイネストに対応を求めた。残っていた資金は引き出したという。
その後の返信では、もともとのポジションはすべて決済済みだったと説明している。本人の説明に沿えば、EAが止まって既存ポジションの決済が遅れたという話ではなく、決済後に意図しない取引が行われたという申告だ。
ここで押さえたいのは、「建玉をなくすこと」と「第三者による口座へのアクセスを防ぐこと」は別、という点。残高がある口座では、ポジションがゼロかだけでなく、新しい注文や取引履歴も確認したい。
ササッキーさんは22日7:48、お名前.comを使ったEA運用中の資金について、勝手な取引でなくなったと申告し、補填の有無を尋ねている。
返信では金額を「7Mくらい」と表現している。下の補足は同じ人・同じ申告の続きで、別件ではない。本文だけでは口座の通貨単位や詳細な注文記録まで確認できないため、こちらで円換算した被害額を付け足してはいない。
いちかさんは22日10:00、数百万円の被害を受けたとみられると投稿。フィンランドのIPからのアクセスや「DEMOFASTLOSS」という名称に言及している。
本人も冒頭で調査段階の仮説と明記している。口座番号が流出した、パスワードが総当たりで解読された、という経路は確定情報として扱わない。接続元IPの国だけでは実行者の居場所を特定できず、取引コメントや名称だけでも、実際にどのプログラムが動いたかは確定しない。FX会社側のアクセス・注文記録との照合が必要になる。
なお、投稿にあるAIによる監視は投稿者の提案だ。口座の保護をAIだけに任せたり、パスワードや認証コードをAI・第三者に渡したりする必要はない。まず取引先の公式手順で対応しよう。
マンゼンADHDさんはササッキーさんへの返信で、同様の状況として「600万」と申告している。同じアカウントは別の投稿にも返信しているが、重複して被害件数には加えていない。
おはいおさんは、れんみぃさんへの返信で、勝手な取引で「200万」を失ったと申告している。
10:39には、お名前.comの公式告知を引用する形でも、同じ「200万」の不正取引被害を訴え、対応を求めている。同じ人の続報なので、先の返信とは別の被害に数えていない。
マンゼンADHDさんの返信には利用VPSやFX会社の記載がなく、おはいおさんの続報でも口座通貨や個別の注文記録は揃っていない。お名前.comへの言及があることと、流出経路が調査で確定したことは分けて読んでほしい。
いしもちさんは22日9:10、FXTFで身に覚えのない取引があったとして「254万」と投稿し、取引履歴の画像を添付した。9:46の別返信では、お名前.comを利用していたことにも言及している。
11:06には、FXTFへ問い合わせたところ、お名前.comへ確認するよう案内され、電話も混み合ってつながらなかったと説明している。これは本人が受けたとする対応の報告で、FXTFが全利用者向けに出した原因調査の結論ではない。この返信だけで「補償しないと決まった」とも読めない。
問い合わせ先を案内し直されたときは、最初の連絡日時と回答、次に案内された窓口を残しておくと、同じ説明を繰り返す負担を減らせる。電話がつながらない場合も、公式問い合わせフォームなど受付の記録が残る方法を確認したい。電話の混雑状況は変わるため、上の投稿時点の状況として読んでほしい。
放置さんは22日11:38、後掲のヒロさんの取引履歴動画への返信で「450万くらい」と申告している。本人の被害を訴える内容だが、この返信には利用VPS、FX会社、口座通貨、取引が行われた時刻までは書かれていない。
高額な申告として見落とせない一方、他の投稿と同じ侵入経路だったかは別の確認が必要だ。この記事では、他人による引用や返信の数を被害人数に置き換えたり、数字を足して「被害総額」としたりしていない。
ワオ シュンさんは22日10:56、いしもちさんへの返信で同様の不正取引を申告し、複数銘柄の取引履歴画像を添付している。画像には損失の並ぶ履歴が見えるが、表示範囲・期間・口座通貨までそろわないため、画面上の数字をそのまま今回の被害総額と決めてはいない。
まーしーさんも10:58、同じ投稿への返信で、自分も被害を受けたと述べている。こちらは金額や具体的な口座情報を公表していない。金額が書かれていない申告を、小額の被害と判断することもできない。
FX・EAについて発信するヒロさんは22日11:18、驚きを示す短い文章とともに取引履歴の動画を投稿した。動画では複数銘柄の履歴とマイナスの損益表示が続いている。
この投稿の本文だけでは、利用していたVPS・FX会社・被害総額までは特定できない。周囲の返信に「お名前ですか?」などの声があっても、それを本人の回答として扱わない。被害申告の一覧とは分け、実際にどのような画面が投稿されているかを確認できる資料として掲載した。
また、岐阜暴威さんは11:48にいしもちさんの投稿を引用し、FXTFの不正取引の話題に反応している。これはいしもちさんの申告を広めた投稿で、岐阜暴威さん自身が被害を申告した投稿ではない。発信力のある人が取り上げるほど、原投稿と引用者の体験を混同しないことが大切になる。
500万取り返すパパさんは22日10:36、自分の利用者の2口座で不正取引があり、合計「-600万」と報告している。これは投稿者自身の口座の申告ではなく、利用者についての報告だ。上の申告と同じ口座が含まれるかも確認できないため、合算はしない。
ノアさんは22日11:00、お名前.comのリモートデスクトップ利用者に、資金や不正取引の有無を確認するよう呼びかけている。この投稿は注意喚起であって、ノアさん自身の被害申告としては数えていない。
「たくさん流れてくる」と「被害人数が分かった」は違う。同じ原投稿が何度も引用され、同じ人が複数の返信をしている。この記事では、申告金額の総額や被害者総数を算出していない。別の時期の不正出金体験や、今回と関係が分からない話も混ぜていない。
今回の投稿で多いのは、口座からどこかへ送金されたという説明よりも、覚えのない売買で損失が出たという説明だ。残高が減った理由が違えば、会社へ確認する記録も変わる。
知らない銘柄、普段と違う数量、短時間の連続注文がないか。注文番号と約定・決済履歴を保存する。ただし、普段と違う注文だけで第三者の操作と確定するわけではない。
入出金履歴に覚えのない申請・処理がないか。取引損失だけの画像を「資金を送金された証拠」と読み替えない。出金の疑いはFX会社へ別途伝える。
履歴の「日・週・月」や任意期間を確認する。投稿時刻は発生時刻とは限らない。MTのサーバー時刻も、変換の根拠なしに日本時間として並べない。
個々の決済損益、期間合計、残高、有効証拠金は別の数字。途中の入出金や既存の含み損もあるため、画面の一つの数字だけで損失を計算しない。
お名前.comが公表したのは、10月21日4:00以降の順次停止だ。全サーバーが4:00ちょうどに止まったという説明ではない。投稿の履歴と照合するには、自分のVPSが停止した時刻、FX会社側の注文時刻、それぞれのタイムゾーンが必要になる。
さらに、VPSを止めることと、FX口座の認証情報を無効にすることは別。外為ファイネストがマイページとMT4・MT5の両方のパスワード変更を案内している点も見落とせない。「VPSが止まったから、口座も触られなくなったはず」と判断しないで、取引先へ接続・注文の記録を確認してもらおう。
確認した公式発表では、今回の不正取引の目的や、PHPの脆弱性との関係までは示されていない。Xにはさまざまな推測があるが、「なぜ損を出す取引をしたのか」「誰が利益を得たのか」は、履歴の画像だけでは分からない。同じ時期の別の情報漏えい事件を、そのまま今回の原因として結びつけない。
いま事実確認に役立つのは、取引先が保有するログイン・注文記録と本人の利用状況を突き合わせること。接続元の国名や取引コメントだけで、実行者や侵入経路を決める段階ではない。
VPSの復旧を待つだけでは、FX口座の保護は進まない。外為ファイネストも、パスワード変更、履歴確認、ワンタイムパスワード利用、不審な取引のサポート連絡を求めている。利用先が違う場合は、そのFX会社の公式窓口・手順に合わせよう。
問い合わせには口座を特定できる情報が必要になる場合があるが、送る先は公式窓口に限る。Xへ載せる画像には口座番号・氏名・メールアドレス・パスワード・認証コードを残さない。フォロワーからのDMを、補償や調査の公式受付と取り違えないように。
外為ファイネストのMT4・MT5二要素認証の案内も確認先になる。設定方法や対応範囲は会社・プラットフォームごとに違うので、他社でも同じだとは読み替えない。
被害の金額だけでなく、「いつ気づき、何が自分の操作ではないのか」を伝えたい。以下を手元のメモにまとめ、必要な部分を利用先の公式窓口へ送ろう。
GMOインターネットの本件の公式案内には、お名前.comの問い合わせ先が載っている。FXTFについては公式サイトのお客様サポートを確認できる。VPS側の調査と、FX会社側の注文調査は、確認できる記録が異なるため両方の回答を残しておきたい。
パスワードや認証コードをこのメモに書く必要はない。SNSに投稿するための書式でもない。調査中の原本は自分で保管し、公開する画像は口座番号などを隠そう。
確認した公式発表から、すべての損失が補償されるとはいえない。外為ファイネストは今後の対応を協議中としており、個別の条件・結果は未確認だ。自分で損切りした損失、EA停止で決済できなかった損失、第三者が注文したと疑われる損失を分けて記録しておくと、問い合わせで状況を説明しやすい。
以下は、10月21日のVPS停止の経緯と、EA・注文への影響の説明。上の不正取引の申告とは区別して読んでほしい。
運営のGMOインターネットは、一部の利用者サーバーに第三者の不正プログラムが設置されたと公表した。確認日は10月20日。影響の可能性があるサーバーは26,739件で、サーバーに保存された情報が閲覧された可能性があるとしている。運営会社の発表
ここで数字を読み違えないようにしたい。26,739は「影響の可能性があるサーバー数」であって、被害人数や、情報流出が確定した件数ではない。契約者が複数のサーバーを持つこともあるため、そのまま人数に置き換えることはできない。
一部サーバーへの不正プログラム設置。全プランを対象とした順次停止と調査。
侵入経路、プログラムの詳しい機能、個々の情報の持ち出し、復旧日時、今回の損失に対する補償の扱い。
お名前.comの10月21日4:00時点の発表では、運営が預かる個人情報の漏えいや、閲覧情報の悪用は未確認という説明だった。これは上に掲載した22日の被害申告への調査結果ではない。カード情報を含む決済情報を運営が保持していないという説明も、利用者のVPS内のファイルすべての安全を保証する話ではない。
不正プログラムの種類が公表されていない段階で、ランサムウェア、特定のハッカー集団、特定の脆弱性が原因だと決めつけることもできない。侵入の原因や情報への影響は、今後の調査結果で確認する部分だ。

10月20日18:30のメンテナンス案内では、20日21時ごろから翌21日12時ごろまでを予定し、新規申し込みとコントロールパネルへのログインを止めると説明していた。契約中のサーバーは利用できるとしつつ、状況によって停止を伴う可能性も記されていた。
ところが、21日3:48に修正された案内では、影響にサーバーの利用停止が追加された。終了時刻についても、本文は次の説明に変わっている。
再開時期は、確定次第お知らせいたします。
お名前.com・緊急メンテナンス案内
見出しや古い通知に「12:00」と残っていても、それを現在の復旧予定として読んではいけない。初報の予定、更新された本文、実際に使える状態になったかは、別々に確認する。4:00時点の不正アクセス告知は、4:00以降の順次停止を案内している。
ITmedia NEWSも21日7:55に、FX用VPSの全プラン停止と、影響の可能性があるサーバー数を報じた。上の投稿は報道の紹介であり、利用者一人ひとりの取引損失を証明するものではない。報道本文
公式発表だけでは、利用者がいつ気づき、何に困ったかまでは見えてこない。10月21日の個人投稿を原文の埋め込みで紹介する。接続・稼働状況や取引結果は投稿者本人の報告で、当サイトが口座履歴を照合したものではない。一部の投稿を、全利用者の状況や被害総額に広げては読まないでほしい。
いち@EAトレーダーさん/10月21日 4:49(日本時間)
いちさんは、お名前.comを使っており、起床後にVPSへ接続できず、メールで事情を知ったと投稿している。
ごまさん/10月21日 7:59(日本時間)
ごまさんは、朝4:01にメールを受け取ったと報告し、案内の画像を掲載。VPSでEAを回していた立場から、停止中の決済を気にしている。
レオさん/10月21日 10:03(日本時間)
レオさんは、利用中のVPS停止に伴ってEAが止まり、復旧まで利益報告やフォワード状況への問い合わせに答えられないと案内している。
接続できないこと、EAが動かないこと、取引口座の注文がどうなったかは、それぞれ別の確認事項だ。端末側で止まる処理と、取引サーバーに残る注文を分けて確認しよう。
よっこさん/10月21日 7:37(日本時間)
よっこさんは、メール確認時にはサーバーが停止しており、稼働中EAのポジションを手動で決済したと報告。利益確定だけでなく損切りも含んだと書いている。
グリーンマイカさん/10月21日 10:16(日本時間)
グリーンマイカさんは、今回の件への驚きとともに、その時点では建玉がなかったと投稿している。停止時にポジションを持っていた人と、持っていなかった人では、確認する内容も変わる。
しろうとさん/10月21日 9:46(日本時間)
しろうとさんもメールを受け取ったと返信する一方、その時点でリアル口座の稼働はしていなかったと説明している。通知を受け取ったことだけで、取引損失があったとは判断できない。
手動決済は、その投稿者が自分の口座で選んだ対応。全員が同じ操作をするべきだという意味ではない。取引サーバーへ登録されたSL・TPと、EAの内部判断による決済では動き方が異なるため、まず現在の注文と設定を確認したい。金額や原因の裏付けがないまま「VPS停止で○円損失」とは結びつけない。
ケン|EA開発と検証記録さん/10月21日 8:04(日本時間)
ケンさんは、EAを動かしている人に対し、アプリでポジションを確認するよう呼びかけている。これは本人の被害報告ではなく、運用者に向けた確認の提案だ。
きたむーさん/10月21日 10:06(日本時間)
きたむーさんは、お名前.comを使っていない立場から、稼働先を分けることや、ノートPCでの長時間運用を考えている。今回の直接的な停止被害の報告とは分けて読もう。
稼働先を分ければ、すべての障害を防げるわけではない。同じ口座・同じEAを複数環境で動かすと、設計によっては重複発注も起こり得る。移行を考える場合は、元の環境が復旧した後の確認まで決めておこう。
10月22日に再確認したメンテナンス案内にも、10月21日19:41時点で再開時期は未定と記されている。終了予定を推測して待つより、公式のメンテナンス案内で対象プラン・更新日時・必要な操作を確認したい。古い通知の12時は、現在の復旧予定ではない。
復旧を確認するときは、次の3段階を分けよう。
「他の人はつながった」という投稿だけでは、自分の環境の復旧は確認できない。運営の不正アクセスに関する案内と契約先からの通知を照合しよう。
FX用VPSは、MT4・MT5を動かすために借りている遠隔のパソコンのようなもの。売買注文を受け付けるFX会社の取引サーバーとは役割が違う。今回のVPS停止だけを見て、FX会社まで止まった、預けた証拠金がなくなったと判断することはできない。

EAは、設定した条件に従って注文や決済などを行うプログラム。稼働環境が停止すれば、その環境のEAが新しい値動きを見て判断したり、次の注文を送ったりする処理は続けられない。監視用のインジケーターや、そこで計算して送る通知も同様だ。
ただし、停止前に送信された注文が受け付けられたかどうかは別問題。「画面が固まったから注文は出ていないはず」と考えて同じ注文をもう一度送ると、重複するおそれがある。送ったつもり・送っていないつもりではなく、注文一覧と履歴で確認する。MetaTrader 5のEA仕様
すでに買った・売ったポジションは取引口座にある。操作する端末が停止したこと自体は、決済注文にはならない。相場が動けば評価損益は変わり、口座条件によってはロスカットの対象にもなり得る。逆に、条件を満たした注文が取引サーバー側で執行され、後で見ると決済済みということもある。
また、指値・逆指値の新規注文をすでに登録していた場合、EAを止めたつもりでも、その注文が有効なら約定する可能性がある。保有ポジションだけでなく「未約定の注文」も確認するのがポイントだ。注文の有効期限や執行条件は、利用口座で確かめよう。MetaTrader 4の注文の種類
取引サーバーへ設定済みのストップロス(SL)・テイクプロフィット(TP)は、端末で計算し続ける仕組みとは異なる。一方、EAが一定の損失を見て決済注文を送る「内部の損切り」は、EAが動かなければ判断・送信できない。

「EAに損切り設定を入れた」だけで終わらせず、口座のポジション詳細にSLの価格が入っているかを見よう。チャートの線やEAの設定値だけでは、注文が受け付けられたか分からない。
SLが登録されていても、その価格での約定が必ず保証されるわけではない。市場の急変や流動性、業者の執行条件によって差が出る。約定価格の読み方は、Bid・Askと損切りの滑りの解説でも整理している。
標準のトレーリングストップは端末側で動く。停止中は有利な値動きに合わせたSLの引き上げ・引き下げが続かない。すでに取引サーバーに設定された最後のSLと、その先の追従処理を分けて考える必要がある。MetaTrader 4の公式説明とMetaTrader 5の公式説明で確認できる。
説明用の例として、買いポジションのSLが100まで引き上げられた後に端末が止まったとする。その後価格が上がっても、端末による追従更新はできない。SLが100のまま残る場合と、そもそも発動条件に届かずSLが未設定だった場合では、状態がまったく違う。これは架空の価格例で、今回の実際の約定を示すものではない。
ここからは一般的な確認手順。売る・買う・全決済するといった判断を一律に勧めるものではない。自分の口座が今どうなっているか、意図しない操作がないかを先に把握する。
普段使っている公式アプリや業者が案内する端末から確認する。口座番号、業者のサーバー名、本番かデモかを照合。似た名前の別サーバーへ入って「残高がない」と慌てない。
銘柄、売買方向、数量、注文番号、登録されたSL/TPを控える。身に覚えのない注文があれば、日時と内容を保存し、取引業者の公式窓口へ連絡する。取引停止や制限を希望する場合も、既存注文への影響を業者に確認する。
運営はサーバー内で保存・利用したID・パスワード等への対応を求めている。Windows接続だけでなく、取引口座、会員ページ、メールなど、実際にそのVPSで使ったサービスを挙げる。同じパスワードを使った別サービスも対象にする。運営からの依頼
別の信頼できる端末から正規の画面を開き、サービスごとに異なるパスワードを設定する。対応しているサービスは多要素認証も設定。利用セッション・端末一覧やAPIキーを確認できる場合は、提供元の手順に沿って見直す。パスワードだけで全セッションが失効するとは限らない。IPAの不正ログイン対策
エラー画面、メール、問い合わせ番号を保存。日本時間と取引サーバー時間は混ぜず、どの時計か併記する。口座番号や認証情報が映る画面をそのままSNSへ投稿しない。
取引パスワードと閲覧専用パスワード、FX会社の会員ページ、VPSの接続パスワードは別の認証である場合がある。一つを変えたから全部変わったと思わず、利用先ごとに確認したい。変更操作ができない場合は、別のログイン経路をむやみに試すより、そのサービスの公式サポートへ状況を伝える。
今回確認した不正アクセス告知だけでは、個別の取引損失が補償されるかは判断できない。稼働率に関する制度があったとしても、利用料金の返還・減額と、相場変動による損失の補償は同じ話ではない。対象の制度、適用条件、申請期限を契約先に確認する必要がある。
問い合わせるときは、契約中のプラン・対象サーバー・使えなくなった時刻と、取引側の注文番号・約定時刻・損益を分けて整理しよう。「本来なら利益になっていた」という想定と、履歴で確認できる実際の取引結果も別にする。記録があることは補償の保証にはならないが、何を問い合わせているかを具体化できる。
デスクトップクラウドの対象サーバーについて、○月○日○時(日本時間)から○○の状態です。契約番号は○○、問い合わせ番号は○○です。
①このサーバーの調査対象・確認済みの影響範囲、②復旧または代替利用の案内、③保存データ・ログの取り扱い、④利用料金の調整や補償について利用可能な手続き・必要資料・期限を教えてください。
取引への影響については、別紙で時刻と注文番号を整理しています。確認の窓口と、追加で必要な情報をご案内ください。
送るのは公式窓口へ。文例にパスワードや認証コードを書き込む必要はない。お名前.comの問い合わせ窓口から対象サービスを選び、返答と受付記録を残そう。
接続できるようになったことと、以前の設定で安全に運用を再開できることは分けたい。以下は当サイトが整理した再開前の確認順で、運営が今回指定した復旧手順ではない。実際には運営・FX会社・EA提供元の案内を優先する。
対象サーバーの調査・復旧に関する案内を確認。感染の疑いがあるファイルを別VPSへ丸ごと移したり、出所不明の「復旧ツール」を実行したりしない。
現在のポジションと未約定注文、口座番号、銘柄、時間足、ロット、入力値を確認。再起動後に既存ポジションを引き継ぐ仕様かは、EA提供元へ確認する。
退避先のPCでEAを動かした場合は、元のVPSが戻った後に両方で同じEAが動いていないかも確認しよう。EAによっては重複発注や、決済・注文変更の競合が起こり得る。単に同じ口座を開いて見ることと、複数環境で自動売買プログラムを稼働させることは違う。
テンプレートを読み込めたから再開完了、とは限らない。注文の状態、認証、EAの自動売買許可、ライセンスや外部接続も関係する。端末停止時の通知・損切りの基本は、MT5を閉じたときに動くもの・止まるものにまとめている。
そして、「不正アクセスの復旧はこちら」「補償を受け取るには認証コードを送って」といった便乗連絡には注意。メール内のリンクをそのまま使わず、確認済みの公式サイトを自分で開く。IPAも、不審なファイル・URLや非公式アプリへの注意を案内している。IPAの日常のセキュリティ対策
VPSは自宅PCの電源や通信が切れる問題を減らせる。でも、それで運用上の確認が不要になるわけではない。今回の件を見て俺が重視したいのは、「止まったことが分かる」「別の端末から口座を見られる」「どの損切りが残るか説明できる」という3点だ。
他社VPSへ移れば絶対安全、と結論づける記事にはしない。移行先を選ぶなら、速度や料金だけでなく、障害時の通知、バックアップの復元条件、認証方法、サポートの対応範囲まで見たい。
いま優先するのは、復旧予定を当てることより、自分の口座に何が残り、どの認証情報を使っていたかを把握すること。そのうえで続報を確認し、運営の案内と自分の取引記録を照らし合わせよう。
10月22日11:55までに、不正取引をめぐるX原投稿と返信18件、外為ファイネストの10月21日の告知・二要素認証案内、お名前.comとGMOインターネットの不正アクセス告知、FXTF公式サイトの問い合わせ案内を確認し追記しました。本人申告・第三者報告・注意喚起を分け、重複する引用や返信の金額は合算していません。
10月21日の停止の経緯は、当日確認した運営の不正アクセス告知(4:00時点)、緊急メンテナンスの修正案内(3:48修正)、ITmedia NEWSの報道、個人投稿8件をもとにしています。注文の仕組みはMetaQuotesのMT4・MT5仕様、対策はIPA等の案内を確認。図は当サイトの整理図で、実際の侵入経路を描いたものではありません。
個別口座の履歴監査、事故原因の独自調査、補償判断は行っていません。新しい公式発表や投稿者の訂正が出た場合は、記載した確認日時との違いに注意してください。